スポーツで正しい力の抜き方とは?【リラックスこそ最強】
あの時もっとリラックス出来てれば、もっといい感じに出来たのになぁ。。
スポーツをしていると、こんなふうに思うことが多いと思います。
頭でいくら「リラックス、リラックス」と唱えても、いざという場面ではついつい力が入ってしまうものです。
「いかにリラックスした状態でいられるか」。これが今僕が一番身に付けたスキルの一つなんですが、おすすめの方法が「動じない」という本に書いてあったので紹介したいと思います。
この本は、元プロ野球選手の王貞治さん、広岡達朗さん、合氣道の師範の藤平信一さんの3人による対談本です。
ダメな「力が抜けた状態」とは?
力を抜くと言っても、ただ力を抜いただけでは弱々しい動きになってしまうし、スピードも落ちてしまいます。それはいい感じに力が抜けた状態ではなく、力と一緒に氣が抜けている状態だそうです。
力が抜けていても、氣が抜けていては良いパフォーマンスは出せないと言うことです。
でも、「氣を入れる」=「力む」にならない?
「力が抜けているけど、氣は入っている」ってどういう状態??
正しく力が抜けた状態を作るには
ここぞの場面で自己暗示的に「リラックス、リラックス」とか、「できる、できる」とか自分に言い聞かせることってありませんか?僕はよくやります。
実はあの行為って頭で考えてしまっているので、意識が上がった状態になってしまってい、良いリラックス状態は作れないそうです。
「寝なきゃ、寝なきゃ」と思えばおもうほど寝れないと同じですね。
緊張して頭が真っ白な状態は、完全に意識が上がった状態で、しかも頭も動いていない状態なので最悪なパターンです。
ちなみに「あがる」と表現されるのは、意識が上がっていると言う意味だそうです。あがるとろくなことがありません。
ではどうすれば意識が上がらず、氣の入った力が抜けた状態を作り出せるのでしょうか?それは、
「臍下の一点に水を張ってこぼさないないようにイメージする」
分かりににくいですね。。
まず臍下一点の場所を下の図で確認してください。
意識を臍下の一点に持っていくことで、まず意識が下へいきます。実際にやってみると分かりますが、思考が止まり、瞑想状態みたいになります。なので頭でいろいろ考えることが出来なくなります。
さらにその臍下の一点に水を張ったイメージは以下の通りです。
臍下の一点に水を張って、これが静かにシーンとしていたら、そこに相手なら相手、ボールならボールが映るだろう。しかし、その水が波打っていたら、何も映らないだろう。だから、動くときもこの水を波打たせないように、スーッと動けば、すべてがそこに写って、見なければならないものが自ずと見えてくるよ。
「動じない」61ページより
よくゾーンに入った選手の話を聞くと、「ボールが止まって見えた」とか、「ボールが大きく見える」とか、「相手のパンチがはっきり見える」といった表現を聞きますが、まさにはっきりと水に写った状態なのでしょう。。
まとめ・・・
- 意識は下へ下へ
- 力は抜いてもは「氣」は抜くな
- 臍下の一点に水を張ってこぼさないイメージで動け