サーファーズイヤーってどんな症状?手術は?【経験者がお答えします】
サーフィンをやっていると一度は耳にしたことがあるかと思います。でもあまり周りで経験している人がいないので、いろいろ疑問があるかと思います。
「どんな症状?」
「治療する場合の費用は?保険は使えるの?」
「誰でもなるの?」
「予防はできるの?」
これらの疑問に、実際にサーファーズイヤーになって手術をした経験から、お答えてしていこうと思います。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
サーファーズイヤーの症状ってどんな感じ?
初期の症状
- 生活に支障をきたすことがなく、自覚症状もなし
ですが!耳鼻科で診察してもらうと、耳の穴の奥の壁が少しボコボコしているの症状が見れます。軟骨が発達してもり上がっている状態。
中期の症状
- サーフィン後、「水の抜けが悪いなあ〜」と感じ始める
いつものことなのであまり気にならず、水さえ抜ければ生活には全く支障はない。しかし実際は軟骨が発達してきていると思っていい。
末期の症状
- サーフィン後、数時間〜1日たっても水が抜けない
- 綿棒やティッシュを使わないと抜けない。最悪それでも抜けない。
普段の生活でも煩わしさを感じるレベルで。軟骨の発達がかなり進んでいる。
すぐに病院にいった方がいです。
末期の状態を放置しておくと・・・
- 軟骨と軟骨の間に耳垢がつまり、耳が聞こえなくなる
- 即入院で手術が必要になる
僕の場合この段階で初めて医者へ行きました・・・。
その時は医者から、「もし鼓膜と軟骨で塞がれた空間が化膿して出血すると、かなり深刻な状況になるよ!」と言われ、紹介状を書いてもらって専門の病院へ行きました。
誰でもなるの?
人によって程度の差はある思いますが、確率は高いと思います。
僕は手術してから4年後に耳鼻科で見てもらったら、すでに新たに軟骨が少し発達していました・・・。しかもその間は耳栓をしてサーフィンしていたにもかかわらずです。自覚症状のない友達も何人か医者へ行ったら、みんな耳の穴がボコボコと変形していると言われたようです。
なので、サーフィン歴4年以上、しかも冬でもサーフィンをしてるという方は、サーファーズイヤーになっている可能性はかなり高いと思って下さい。特に耳栓をしていない人は要注意です。
病院について
診察は何科へ行けばいいの?
耳鼻科です。
最初から手術するつもりであれば、サーファーズイヤーの治療を行っている病院へ直接行ってもいいでしょう。
サーファーズイヤーの名医は?
僕はこちらでお世話になりました。
- 病棟がキレイ
- 病室も二人部屋で広くてキレイ
- 診察が丁寧
- 看護師さんもい方ばかり
- 外来の患者さんも多く信頼がある
- いろいろな県からサーファーが入院しに来ていてる
手術はどんな感じ?費用は?保険は使える?
どんな手術なの?
まず耳の穴に局部麻酔を打ってから、発達した軟骨をゴリゴリとノミのような器具でひたすら削っていきます。時間にして1時間半ぐらいだったと思います。(時間はあまり記憶していない・・・)
麻酔をしているので手術自体は痛くないですが、手術時間が結構長いので同じ体勢でいることが疲れます。
手術後は?実は手術より大変です・・・。
術後は耳の中が血だらけなっているので、乾くとかさぶたになる。そしてかさぶたになると耳が塞がって聞こえなくなります。入院中は毎日そのかさぶたを吸引機で吸い取る治療をするんですが、それがかなり痛い・・・。
入院の期間
両耳の手術の場合:1週間
完治までの期間
退院してからメンテナンスを経て、完全にサーフィンできるようになるまで、
2ヶ月。
出来れば冬に手術した方がいいです。
費用は?
病院よっても違うし、両耳か片耳かでも違ってきますが、僕の場合両耳の手術+1週間の入院で自己負担分は14万ぐらいでした。(正確な金額は覚えていません)
保険は使えるか?
高額療養費制度も利用できますし、民間の保険も使えます。
なので、僕は実際に支払ったお金は0円でした。
ここは加入している保険によって変わってくるので、事前に保険会社にご確認してみてください。
サーファーズイヤーを予防するには?
- 冬だけでなく夏も耳栓を使う
- 冬はキャップも装着する
おすすめの耳栓
SURF EARS 3.0
レビューはこちら
最期に・・・
耳栓をしても残念ながら100%サーファーズイヤーを防ぐことはできませんが、進行を遅らせることはできます。またキャップを併用することで、さらに耳を冷たい水から守ることができます。
手術となると大事な時間とお金を失うことになるので、ぜひできる限りの対策はしてくださいね。